「アポ電」で同居の有無や資産状況などを事前確認するという特殊詐欺事件の新たな手口と警察が注意喚起しています。
アポ電の具体例
東京都江東区で起きた強盗致死事件で、被害者宅にもかかったとみられる「アポ電」は、特殊詐欺グループが詐欺に取りかかるための電話です。
息子などを装って「電話番号が変わった」などと伏線を張ったり、雑談から同居家族の有無や資産状況を探り出したりするとされるのです。
多くのケースではアポ電の数日後に、詐欺の「本電話」がかかります。
しかし、渋谷区で起きた2件の事件は詐欺でなく強盗の手口だった。暴力団関係者は「相手をだませなかったので手口を切り替えたのか、最初から強盗目的でアポ電をかけたのかは分からないが、新しい手口だ」と話す。
警視庁幹部は「絶対に現金のあるなしなどを答えないでほしい。詐欺や強盗のターゲットにされてしまう可能性がある」と注意を呼びかけています。
〜毎日新聞抜粋〜